2か月以上あけての2回接種
基本的には2か月以上あけての2回接種(1ヵ月まで接種間隔の短縮が可能)
お住いの市町村によっては接種費用の一部が助成される場合があります。各市町村にお問い合わせください。
水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)という、子供のころにかかったみずぼうそう(ワクチン含む)のウイルスが、治った後も体内に潜伏しています。加齢やストレスによる免疫力の低下などで、再度活性化(悪化)し、神経や皮膚を攻撃します。(耳鼻科領域では、そのほかハント症候群という、顔面神経麻痺や難聴、耳鳴り、めまいをきたし、治療が難しい疾患を引き起こすウイルスとしても知られています。)
個人差はありますが、まず、皮膚にピリピリ・チクチクとした痛みや焼けるような痛みを引き起こし、その後、水ぶくれを伴う発疹が出現し、痛みも強くなることもある疾患です。その発症率は50歳から高くなり、80歳までに3人に1人が発症するといわれています。
50歳以上で帯状疱疹になった方の約20%が、発疹が治まった後も、帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれるつらい痛みが残ることがあります。
また、帯状疱疹は約6.4%に再発が認められるため、帯状疱疹にかかったことがある人の再発予防としても有効です。
従来のワクチンと比較しても、高価ではありますが、予防効果が高く、持続期間も長い特徴があります。
(当院では従来のワクチン(弱毒生ワクチン)は扱っておりません。)